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地中熱利用(省エネ・CO2削減)

地中熱ヒートポンプ

スカイツリーでも導入された地中熱ヒートポンプ。地球温暖化抑制とCO2削減に寄与する再生可能エネルギーの一つとして期待されています。

地中熱ヒートポンプとは | 地中熱ヒートポンプのメリット | 地中熱ヒートポンプ事例紹介
地中熱ヒートポンプ導入価格 | 地中熱ヒートポンプの流れ

地中熱ヒートポンプとは

地中へ熱交換パイプを埋設し、地中を採熱・放熱先として利用した冷暖房を行う技術です。

地下の温度は深さ10mくらいから年間を通してほぼ一定で、その土地の年平均気温より1~2℃高く、東京で17℃程度となります。

冬は外気よりも暖かく、夏は外気より温度が低いという特性から、地中から熱をすい上げる(暖房)、あるいは地上の熱を地中に放出(冷房)します。

地中熱ヒートポンプとは

(NPO)地中熱利用促進協会 子供向けパンフレット
「地中熱エネルギーって何だろう?」より

この際、空気を熱源とするよりも効率よく冷暖房を行うことができるのが特徴です。

また、夏季においては、室外機による排熱を空気中に放出せず、地中に排熱するため、外気への排熱が低減されヒートアイランドの抑制につながります。

地中熱ヒートポンプとは地中熱ヒートポンプとは
地中熱ヒートポンプのメリット

地中熱は年中安定していて高効率。冷暖房に使用する消費電力量が小さい。(=CO2排出量も少ない。)

⇒ 現行のシステムに比べ消費電力を30~50%低減。
夏場、排熱を大気中に放出しないのでヒートアイランドの抑制になる。

地中熱ヒートポンプ事例紹介

下の図は、東京都心のオフィスビルで、空調システムを空気熱ヒートポンプ(通常のエアコン)から地中熱ヒートポンプに更新したケースを示しています。

空気熱と地中熱の電力消費量の実績を比較すると、年間で49%の節電・省エネとなっており、とくに夏季の節電・省エネ効果が大きいことがわかります。

空調電力消費量
図 東京都心のオフィスビル(笹田、2010)

真夏、真冬の空調に必要なエネルギーは莫大なものですが、地中熱を利用すると30~50%の省エネが可能です。空調電力の削減によるピークカットで契約電力の低減も図れます。また、水を大量に使う事業者様などにおかれましては、このシステムを応用して、井水や排水など、より熱交換効率の高い熱源を利用することで更なる省エネ効果が期待できます。

地中熱の利用には地下水とその移動が深く関係しています。群馬県は礫層が多く地下水にも恵まれた適地が多くあります。

地中熱ヒートポンプ導入価格

戸建住宅1件分のセントラルヒーティングの例で、280万円前後となっております。
欧米では既に年間十万台を超える普及となっているものの、日本ではまだ導入件数が少ないという状況でしたが、ここ数年、機器の普及や掘削業者の努力により大幅にコストが低減しております。導入件数が少しずつ多くなっております。

※ 上記価格は立地条件、住宅性能により異なります。詳しくはお問合せください。
※ 各種助成制度の利用につきましても弊社でお手続きいたします。

地中熱ヒートポンプ導入の流れ
地中熱ヒートポンプ導入の流れ

※ 初期調査:現状設備・熱利用量の調査、近隣ボーリングデータによる分析等

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